ゴルフは、スポーツのなかでは筋肉量がなくても上達できるスポーツと言われています。確かに筋肉がそれほどない人でも楽しむことはできるのですが、ドライバーで飛距離を出したいなら筋トレが欠かせません。
そこで今回は、ゴルフの飛距離をアップさせるのに欠かせない筋トレメニューを5つご紹介します。筋トレを習慣にして今よりももっとボールが飛ばせるようになりましょう!
ゴルフの飛距離をアップする筋トレメニュー①~上半身~
ではまず上半身のトレーニングからご紹介します。上半身のトレーニングは、上腕三頭筋を鍛えるトレーニングと、肩周りの筋肉を柔らかくするトレーニングを行いましょう。
プッシュアップ
上腕三頭筋を鍛えるのに効果的な筋トレはプッシュアップです。まず床にうつ伏せになって、脇の横に両手を置きます。あとは手とつま先を支点にして体を持ち上げ、胸を床につけるように腕を曲げていきます。このときお尻も平行に落としながら行うのがポイントです。あまり筋肉がない状態ではこのプッシュアップが難しいかもしれません。その場合は、膝をついて行ったり、壁に手をついて行うウォールプッシュアップでもOKです。最低でも10回3セットを目安に行ってみましょう。
チューブトレーニング
肩周りの筋肉を柔らかくするトレーニングはチューブを使ったトレーニングがおすすめです。もしチューブがなければスポーツタオルのような一辺の長いタオルを使っても構いません。頭の上でチューブかタオルを持ちます。タオルの場合は少し弛ませておきましょう。そのまま肩甲骨を動かすイメージで、チューブもしくはタオルを引っ張ります。これを10回3セット繰り返しましょう。
ゴルフの飛距離をアップする筋トレメニュー②~下半身~
下半身を安定させてうまく使うためには、スクワットと股関節を柔らかくするトーレニングを行いましょう。
スクワット
ドライバーで飛距離を出すためには、下半身が安定していることも大切です。下半身のトレーニングにおすすめなのは、トレーニングの王道とも言われているスクワットです。スクワットはさまざまな種類がありますが、まずは基本のスクワットから挑戦しましょう。
肩幅くらい足を広げて立ち、胸の前で手を組みます。そのまま膝の位置を変えないように意識しながら、ゆっくりお尻を落としていきましょう。背中が曲がらないように意識して、お尻を突き出すイメージで落とすのがポイントです。膝と太ももが平行になるところまで腰を落としたら、元の位置にスッと戻します。これを10回3セット繰り返しましょう。
股関節の柔軟トレーニング
とくに男性に多いのですが、股関節の筋肉が硬くなっていると思うように下半身を使うことができません。いくら筋肉が鍛えられても柔軟性がなければうまく体を使えませんから、股関節のストレッチをして下半身の筋肉を柔らかくする習慣をつけましょう。まず両足を投げ出した状態で床に座り、膝を立てます。あとはつま先とお尻を支点にして、膝を左右に倒しましょう。これを30回繰り返してください。最初はしっかり膝を倒せないかもしれませんが、繰り返しているうちに股関節が柔らかくなるので、動きもスムーズになります。
ゴルフの飛距離をアップする筋トレメニュー③~体幹~
「ゴルフを上達させたいなら体幹を鍛えた方がいい」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。体幹を鍛えることがスコア改善につながると考えられています。体幹トレーニングは、飛距離アップのために欠かせないトレーニングです。
体幹を鍛えるためにはプランクというトレーニングを行いましょう。まず床にうつ伏せに寝ます。胸の下あたりで肘を立て、肘から先とつま先を支点にして体を持ち上げます。この時頭から踵までが一直線になっていることがポイントです。
あとはこの状態で体をキープします。簡単なトレーニングに思えるかもしれませんが、やってみるとなかなかハードなことがわかります。最終的には1分以上キープできるのが目標ですが、最初は20秒からでもいいので正しいフォームで行えるようにしましょう。
だんだん疲れてくるとお尻が上がってしまう人が多いので、最初から最後まで頭から踵を一直線にキープすることを忘れないでください。
筋肉を鍛えれば飛距離が大きく変わる
今回ご紹介したトレーニング方法を実践して、筋肉をつけることができれば、ドライバーでの飛距離が伸びるのを実感できるはずです。筋肉がつくスピードは個人差があり、すぐに結果が出るわけではありませんが、地道にトレーニングを続けてみましょう。飛距離が伸びるだけでなく、体がうまく使えたり、フォームが安定しやすくなるというメリットもあります。3日に1回程度のトレーニングで構いませんので、ぜひご紹介したトレーニングを試してみてください。