これからゴルフをはじめたいという方が最初に行くのは、コースではなくゴルフ練習場がおすすめです。ゴルフコースに比べると敷居が低いイメージがあるかもしれませんが、それでも初めてのときは「どうしたらいいかわからない」と戸惑ってしまう方もいるでしょう。
そこで今回はゴルフ練習場で初めて打ちっぱなしをするという方が楽しむためのコツや、打ちっぱなしでの注意事項、練習場の選び方のポイントなどを解説します。これを読めば初めての打ちっぱなしも不安なく楽しむことができますよ!
ゴルフ練習場での打ちっぱなしを楽しむ4つのコツ
初心者の方でもゴルフ練習場で打ちっぱなしを楽しむためのコツを4つご紹介します。
1. できれば平日の昼間に行く
ゴルフの打ちっぱなしは週末が混みます。人気の練習場ともなれば週末は打席が埋まっていることも珍しくありませんし、上級者も多くピリピリしたムードになっていることもあります。初めて行くのであれば週末は避け、できれば平日の昼間に行くのがおすすめです。平日の昼間であれば比較的のんびり打ちっぱなしを楽しめます。隣の人がいない打席を使うこともできますから、周りに迷惑をかける心配もありません。また平日の昼間はボール代が安い練習場が多くあります。お得に練習できますので、可能であれば平日の昼間に行きましょう。
ただ平日の昼間はなかなか時間が取れないという方も多いでしょう。その場合は週末であっても早朝を狙っていくのがおすすめです。季節にもよりますが、ゴルフ練習は朝6・7時台からオープンしているところがほとんどです。早めの時間を狙えば週末であっても大混雑しているということは少ないため、週末に行くなら頑張って早起きしてみましょう。
2. わからないことはスタッフに聞く
初めての打ちっぱなしだと1人で行くのが不安な方もいるかもしれません。しかしほとんどの方が1人で来ています。上級者の方もいますが同じように初心者の方もいますので、心配する必要はありません。初めてだとわからないことがあると思いますが、そんなときはスタッフに聞きましょう。ティーチングプロのスタッフが在籍しているゴルフ練習場もあります。
もちろん経験者の友人や知人と行けるならそれでもOKです。経験者と行けば聞きたいことはすぐに聞くことができますし、楽しみながら練習できるでしょう。
3. 最初はPWと7番アイアンで打つ
打ちっぱなしをするならドライバーを使って思いっきり飛距離を出してみたいと思う方もいるでしょう。でも最初からドライバーを使っても空振りばかりでまったく当たらず、ゴルフを楽しめなくなる人も多くいます。初めての打ちっぱなしで「楽しかった」と感じるためには、まずPWと7番アイアンを使ってみましょう。
まずPWでハーフスイングからはじめて、ボールが当たるようになったらフルスイングで当てられるように練習します。PWのフルスイングが当たるようになったら、7番アイアンに持ち替えてまたハーフスイングから練習していきましょう。この2つのクラブで正確に当てられるようになれば、ほかのクラブでもしっかり当てることができます。
4. レッスンを受ける
初めての打ちっぱなしでわからないことはスタッフに聞けばある程度教えてもらえますが、「そもそもゴルフがよくわからない」という方もいらっしゃるでしょう。そんなときはゴルフ練習場で開催されているレッスンを受けるのもおすすめです。
レッスンではティーチングプロがゴルフの基礎から教えてくれます。初めに基礎をしっかり学び、正しいフォームを身につけることができれば、その後の上達スピードも早くなります。初回レッスンが安くなるゴルフ練習場もありますので、最寄りの練習場でどんなレッスンが行われているのかチェックしてみましょう。
ゴルフ練習場での打ちっぱなしで注意すること
ゴルフ練習場には暗黙の了解となっている注意点やマナーがあります。初めて打ちっぱなしにいくときでも、最低限以下3つのことは頭に入れておきましょう。
注意点 1. 周りに迷惑をかけない
周りに迷惑をかけないということはゴルフ練習場だけに限ったわけではありませんが、紳士のスポーツであるマナーに厳しいゴルフではとくに気をつけましょう。具体的には打席で大声を出したり、喫煙所以外でタバコを吸ったりすることです。携帯電話は常にマナーモードにしておき、電話がかかってきたら打席から離れて通話しましょう。
1人で行く場合、騒ぐことは少ないですが、友人・知人と行く際は盛り上がりすぎて騒いでしまうことがあるため気をつけましょう。夜遅くまで開いているゴルフ練習場もありますが、お酒を飲んだ状態で打ちっぱなしをするのもNGです。
注意点 2. 打席より前には絶対に出ない
初めてのうちっぱなしではスイングをしたときにクラブが手から抜けてしまって前に飛んでしまうことがあります。また打ち損ねてボールがコロコロと転がってしまうこともあるでしょう。しかしクラブやボールが打席より前に出てしまったとき、それを自分で取りに行くのは絶対にNGです。打席より前に出てしまうと、ほかの人が打ったゴルフボールが自分に直撃してしまう恐れがあります。
ゴルフボールは固いうえに、かなりのスピードで飛んできます。それが体や頭に直撃すると非常に危険です。クラブを飛ばしてしまった、ボールを転がしてしまった以外の理由でも、打席より前に出ることは絶対にしないでください。
注意点 3. おしぼりは手を拭くためのもの
多くのゴルフ練習場にはおしぼりが置かれています。このおしぼりは手を拭くためのものであって、クラブを拭くためのものではありません。練習をするとクラブが汚れたり芝がついてしまうことがありますが、おしぼりは使ってはいけません。おしぼりとは別にタオルが設置されているところもあります。またゴルフバッグを持っていくなら、1枚タオルを入れておくのがおすすめです。
ゴルフ初心者が練習場を選ぶときの4つのポイント
ゴルフ練習場に初めて行くときは、以下4つのポイントを押さえてゴルフ練習場を選びましょう。
1. アクセスのよさ
これから本格的にゴルフを始めるなら、ゴルフ練習場には定期的に通うことになります。そこでゴルフ練習場を選ぶときは、アクセスのよさを考慮して選びましょう。自宅から近い場所、もしくは会社帰りに通いやすい場所でもよいでしょう。練習場までのアクセスが悪いと足が遠のいてしまいます。同じ練習場に通っていればスタッフや常連客と顔見知りになることができ、ゴルフ練習場に通う楽しさが増えます。設備面を重視することも大切ですが、まずはアクセスのよさを考えてみましょう。
2. 練習ボールの値段
練習ボール1球あたりの値段はゴルフ練習場によってさまざまです。時間帯や曜日によって異なることもありますが、たくさんの打球を練習することを考えると1球あたりの値段が安いほうがお得です。いくつかの練習場の値段を見てどれくらいの価格差があるのかチェックしてみましょう。ただ安いからといってボールが傷んでいるのはNGです。これは実際に行ってみないとわからない部分ではありますが、口コミなどをチェックしてみましょう。もし実際に行ってボールが傷んでいるようであれば、ほかのゴルフ練習場を探すことをおすすめします。
3. 自動ティーアップかどうか
自動ティーアップになっている練習場では、好みの高さで自動的にティーアップしてくれるので、いちいちボールをティーにセットする必要がありません。ちょっとした違いに感じるかもしれませんが、たくさんの球を打つ場合、自動ティーアップかどうかで体力の消耗具合が変わります。ホームページをチェックして自動ティーアップかどうか確認しましょう。
4. 1階の打席数
ゴルフ練習場には2階や3階があるところもありますが、テクニックの練習をしっかりするなら1階の打席がおすすめです。1階の打席数がある程度あれば、混んでいる日でもあまり待たずに打席に入ることができます。ホームページをチェックすれば何打席あるかが書かれていますから、必ず確認しておきましょう。ただ初心者のうちは2階や3階の打席を使うことで、ゴルフボールを飛ばすイメージが掴みやすいというメリットもあります。うまく使い分けながら練習してみましょう。
ポイントを押さえて初めてのゴルフ練習を楽しもう
ゴルフ練習場で打ちっぱなしをするのが、初めてのゴルフになるという方がほとんどではないでしょうか。初めてのゴルフで楽しいイメージがつかないと、その後もゴルフを楽しみ続けることができません。
打ちっぱなしに行くときは今回紹介した楽しみ方のポイントと注意点を押さえて行くようにしてください。最初はなかなか上手に打てないかもしれませんが、回数を重ねることでゴルフの楽しさを実感できるようになるはずです。マナーを守って、存分に打ちっぱなしを楽しみましょう。